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TRAVEL | LIFE IS A JOURNEY「奈良に行ったら絶対に拝観したい仏像」【随時更新】

現在、日本には国宝指定を受けた彫刻が126件ありますが、実はうち70件はこの奈良にあるんです。もちろん都道府県別で第1位。2位の京都で37件ですから、驚異的な数ですね。


奈良に行ったら絶対に拝観したい仏像

奈良に行ったら一度は拝観したい仏像をピックアップしました。

なお、時代区分は、美術史で用いられる以下の区分に従っています。

飛鳥時代:日本へ仏教が公式に伝来した6世紀半ば頃~670年頃まで
白鳳時代:670年頃~平城遷都の710年まで
天平時代:710年頃~平安遷都の794年まで


仏像の種類

仏像は様々な姿、表情で作られます。もともとは「お釈迦さま」の姿を表現する限定的なものでしたが、時代とともに少しずつ認識も変化しています。

現代では「仏教に関する像全般」を指すことが多くなりました。仏像と聞いてパッと頭に浮かぶ穏やかな雰囲気のもの、武器や頭蓋骨持ち思わず「仏像?」と思ってしまう恐ろしい姿をしたもの、勇ましい武将のようなかっこいいもの色々なものがあります。

まずは様々な姿を持つ仏像の種類をご紹介します。

【如来像】

仏様の中でもっとも上の存在が如来と呼ばれます。悟りを開いたものということをあらわし、「仏陀」(ブッダ)と呼ばれることもあります。「悟りを開く」とは:目に見えること、体で感じることに迷うことなく、生や死などさえ越えたいつどんなときも変わらない正しい物事の道筋を会得することです。初めは釈迦如来だけでしたが、時代が進むにつれて仏教の教えが様々な形にかわり人々の願いに合った姿が誕生します。全身を一枚の布(衲衣)で覆うだけというシンプルな装いと、螺髪と呼ばれるつぶつぶのヘアースタイルで表現されるのが特徴的です。

【菩薩像】

如来になるために悟りを求めて修行をしているお釈迦様の姿をあらわしています。菩薩像はお釈迦様が出家をする前の貴族の姿を表しているため、きれいに結った長い髪ときらびやかなな腕輪や首飾りど豪華な装飾品を身に付けているのが特徴です。如来の仕事を補佐する役目も果たしています。「聖観音菩薩」という姿を原型として、救う対象とした人の悩みや苦しみに合わせて変化するのです。観音は正確には「観世音」といって人々の救いを求める声に応えて救ってくださるという意味を持っています。「知恵や記憶力を授けることで救える者の前には虚空蔵菩薩という姿で登場し知恵を与える」、「悪い考えを正して願い事を叶えてあげることで救える者には如意輪観音菩薩という姿で登場し願いを叶える」といったように救うべき人のニーズに合わせて変身して、その人に一番合った方法で解決に導いてくれます。

 明王像】

如来に仕える存在のひとつです。煩悩(身心を乱し悩ませる心の汚れ)に囚われている人々を仏教の力によって正しい方向へと導きます。如来像や菩薩像などとは違い憤怒の形相をしている者が多く、力づくで進むべき道を正し救済します。「仏像」という言葉からは想像もできないような険しく恐ろしい顔つきで表現され、頭蓋骨や蛇、剣などを持っているのが特徴です。

【天部像】

仏様の教えを知ってから仏教の守護者となった神々の姿をあらわしたものです。健康や財産を与えてくれる、武芸や芸能が上達するなど、現世利益を与え広く信仰をされているものが存在します。寺院の入り口の門やお堂の本尊の周辺、仏壇の周囲に安置されることが多く、武将の姿や女性の姿など様々な方法で表現されるのが特徴です。四天王像などは足元に邪鬼と呼ばれる「鬼」を踏みつけている姿で表現されることが多いです。中にはかわいらしい鬼もいますので、ぜひ足元にも注目してみて下さい。

【習合神像・高僧像】

習合神像:日本古来の神々と仏教とが一体となった存在です。

高僧像:実在した高僧をモデルに造られたものです。

 


飛鳥大仏(飛鳥寺) 【重文】飛鳥時代

我が国最古の仏像、文化的価値は超国宝級
日本最初の寺・飛鳥寺の本尊が、いわゆる「飛鳥大仏」。高さ約3メートルほどの銅像です。推古天皇17年(609年)に、鞍作止利(くらつくり の とり、生没年不詳)によって造られた我が国最古の仏像ですが、鎌倉時代の落雷による火災などで損傷し、後世の補修による部分が多くなっています。

釈迦三尊像(法隆寺) 【国宝】飛鳥時代

「杏仁型(アーモンド型)」の目が特徴の飛鳥彫刻の代表作

飛鳥彫刻の代表作、法隆寺金堂の本尊「釈迦三尊像」は、光背に刻された銘文からこちらも鞍作止利の作であるとされます。「杏仁型(アーモンド型)」の目や、正面性、厳格性を重視している点などが、止利仏師派の仏像の特徴。

 救世観音(法隆寺) 【国宝】飛鳥時代

聖徳太子のお姿を彫り上げた「夢殿」の本尊

「夢殿」の本尊で、聖徳太子のお姿を、等身大で彫り上げたといわれます。明治時代に、アメリカ人の東洋美術史家・フェノロサにより封印が解かれるまで、長い間、秘仏として「夢殿」の中に封印されていました。現在は春と秋、年2回、特別公開しています。


十二神将(新薬師寺) 【国宝】天平時代

今にも動きだしそうな神将たち

奈良市高畑町にある新薬師寺で出会えるのが、天平美術の傑作と名高い、塑像(そぞう)の「十二神将像」。来る者を一歩も近づけまいとして、それぞれの武器を手に威嚇する12体の美しい群像。神将たちは、今にも動きだしそうな躍動感に満ちあふれています。

 


菩薩半跏像(中宮寺) 【国宝】飛鳥時代

気品を湛えるアルカイックスマイル

京都・広隆寺の「弥勒菩薩半跏思惟像」に似ていますが、寺伝では「如意輪観音像」とされます。気品を湛える微笑は、「古典的微笑(アルカイックスマイル)」の典型とされ、「スフィンクス」、「モナ・リザ」と共に「世界の三つの微笑像」とも呼ばれます。

 


百済観音像(法隆寺) 【国宝】飛鳥時代

見れば見るほど不思議な仏像

飛鳥時代を代表する仏像で、「国宝中の国宝」ともいうべき「百済(くだら)観音像」。由来は不明な点が多く、朝鮮半島の王朝「百済」の名を冠していますが、作風や用材などから見て、朝鮮半島から伝来したのではなく、我が国で造られたと見るのが有力です。

奈良・法隆寺には「隠され続けていたキリストの十字架」がやはりあった?!

実は、奈良・法隆寺とキリスト教(イエス・キリスト)が、過去に濃密な繋がりがあったという説が現在までも残されています。そして、なんと!!その繋がりを示す根拠がこの法隆寺に残されているというから、さらに驚きです。

 


奈良大仏(東大寺) 【国宝】天平時代

やっぱり迫力の大仏様

東大寺の大仏様の正式名は「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」。改めて拝観すると、台座を含む総高が18.03メートル、重量250トンという大きさは、やはり迫力があります。

 


阿修羅像(興福寺) 【国宝】天平時代

あどけない表情の「天平の美少年」

「天平の美少年」こと、興福寺の「阿修羅像」。表情にあどけなさの残るイケメンは、やはり女性に人気でしょうか。阿修羅像があまりにも有名ですが、八部衆の一人です。

 


伎芸天立像(秋篠寺) 【重文】天平時代

「東洋のミューズ」伎芸天に会いに

作家・堀辰雄に「東洋のミューズ」と賞賛せしめた伎芸天女。伏し目がちの目線、微笑みを湛えた少し厚めの唇、いかにも女性的な表情、そして、首をかしげた立ち姿の美しさが、人々を惹きつけてきました。秋篠宮妃・紀子様と似ておられると話題になったことも。

 


薬師三尊像(薬師寺) 【国宝】白鳳時代

薬師寺の薬師三尊像をまだ見てない人は幸せ
明治の美術史家・岡倉天心は、「薬師寺の薬師三尊像をまだ見てない人は幸せだ。初めて見た時の感動をこれから味わうことが出来るのだから」と賞賛。脇侍の日光菩薩と月光菩薩は、パレオを纏った女性のようで、腰をキュッと捻った姿は官能的ですらあります。

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