文化財「国宝高松塚古墳壁画修理作業室の公開」

高松塚古墳(たかまつづかこふん)は、奈良県高市郡明日香村(国営飛鳥歴史公園内)に存在する古墳。藤原京期(694年~710年)に築造された終末期古墳で、直径23m(下段)及び18m(上段)、高さ5mの二段式の円墳である。1972年に極彩色の壁画が発見されたことで一躍注目されるようになった。

2009年に本来の形状に復元され、一般に公開されています。

石室・壁画

石室は凝灰岩の切石を組み立てたもので、南側に墓道があり、南北方向に長い平面をもっている。石室の寸法は南北の長さが約265cm、東西の幅が約103cm、高さが約113cm(いずれも内法寸法)であり、大人2人がかがんでやっと入れる程度の狭小な空間である。横口式石槨と呼ばれる系統に入り、平らな底石の上に板石を組み合わせて造ってある。横口式石槨の系譜には、鬼の俎板(まないた)・厠(かわや)、斉明陵と推測されている牽牛子塚古墳、野口王墓(天武・持統陵)、キトラ古墳などが入り、7世紀前半の中頃から8世紀初頭まで続いている。

壁画は石室の東壁・西壁・北壁(奥壁)・天井の4面に存在し、切石の上に厚さ数ミリの漆喰を塗った上に描かれている。壁画の題材は人物像、日月、四方四神および星辰(星座)である。東壁には手前から男子群像、四神のうちの青龍とその上の日(太陽)、女子群像が描かれ、西壁にはこれと対称的に、手前から男子群像、四神のうちの白虎とその上の月、女子群像が描かれている。男子・女子の群像はいずれも4人一組で、計16人の人物が描かれている。中でも西壁の女子群像は(壁画発見当初は)色彩鮮やかで、歴史の教科書をはじめさまざまな場所でカラー写真が紹介され、「飛鳥美人」のニックネームで親しまれている。人物群像の持ち物が『貞観儀式』にみられる元日朝賀の儀式に列する舎人ら官人の持ち物と一致する。この元日朝賀の儀式には日月・四神の幡も立てられる。

奥の北壁には四神のうちの玄武が描かれ、天井には星辰が描かれている。南壁には四神のうち南方に位置する朱雀が描かれていた可能性が高いが、鎌倉時代の盗掘時に失われたものと思われる。天井画は、円形の金箔で星を表し、星と星の間を朱の線でつないで星座を表したものである。中央には北極五星と四鋪四星(しほしせい)からなる紫微垣、その周囲には二十八宿を表す。これらは古代中国の思想に基づくもので、中央の紫微垣は天帝の居所を意味している。

壁画について、発掘当初から、高句麗古墳群(世界遺産)と比較する研究がなされている。四神はそもそも高句麗様式の古墳に特徴的なモチーフであるが、高松塚古墳およびキトラ古墳では高句麗の画風とは異なった日本独自の画風で四神図が描かれていることが指摘されている一方で、天空図に関しては、高句麗から伝来した原図を用いた可能性が指摘されている。また、女子群像の服装は、高句麗古墳の愁撫塚や舞踊塚の壁画の婦人像の服装と相似することが指摘されている。

石室に安置されていた棺は、わずかに残存していた残片から、漆塗り木棺であったことがわかった。石室は鎌倉時代頃に盗掘にあっていたが、副葬品や棺の一部が残っていた。出土品は漆塗り木棺の残片のほか、棺に使われていた金具類、銅釘、副葬品の大刀金具、海獣葡萄鏡、玉類(ガラス製、琥珀製)などがある。中でも隋唐鏡の様式をもつ海獣葡萄鏡と、棺の装飾に使われていた金銅製透飾金具がよく知られる。

ウィキペディアより。

 

 

コンチワ!コンチワ!コンチワ!
文化財『平成30年度 国宝高松塚古墳壁画修理作業室の公開』(第23回)の情報を聞きつけネットで申し込み行ってきました”Mr.ゼットン”です。

カビの発生問題から10年数年の月日が流れた高松塚古墳壁画。

今回、第23回目の特別公開が行われました。窓ガラス越しに修理作業室が公開されると話を聞きネットで申し込み本日の11時50分からの見学させていただけることとなりました。家を出たのが9時過ぎ10分前に現地へ到着、駐車場に車を停め、特別公開の場所を探します。公開場所は仮設の修理施設でした。特別公開の受付所で受付を済ませ、その背後に見える建物が国営飛鳥歴史公園セミナールームで10分ほど動画を見てからいよいよ高松塚古墳壁画修理作業室へ。

見学用通路から解体された石室のパーツを見学する格好になります。修理施設の入口でオペラグラスが手渡され室内に「西壁女子群像」や「北壁玄武」をガラス越しに見ることが出来ました。

石室の石材には、二上山の屯鶴峯周辺で採れた凝灰岩が使われているようです。カビ問題で話題になった壁画は、石室内面に塗られた厚さ数ミリメートルの漆喰の上に描かれています。キトラ古墳の壁画は漆喰をはがして修理されましたが、高松塚古墳の壁画はその薄い漆喰を剥がすことが出来なかったようです。そのため、石材ごと修理する運びとなりました。

飛鳥美人の名で親しまれる西壁女子群像。

実は東壁にも女子群像が描かれているのですが、その保存状態からいつも注目されるのは西壁側です。西壁と東壁では、その姿態にも違いがあるようです。石室内西壁の最も北寄り、つまり玄武に隣接する場所に描かれていたのが通称「飛鳥美人像」です。

そこには、個性あふれる4人の女子が描かれています。

それぞれに黄、薄桃、赤、緑の衣を着け、左右思い思いの方を向いています。敢えて頭の位置を不揃いにし、各々4人が少しずつ重なり合います。無理のない自然な奥行きが表現され、全体的に柔らかい雰囲気が醸されます。手には孫の手のような如意や団扇状のものを持ちます。顔や衣の輪郭は柔らかなタッチの墨線で描かれているようです。


 

 

旅をすること・・・人と出会うこと・・・
歴史を知ること・・・は
その後自分自身に必ずおとずれる
正しい選択の為の訓練です。

美しいモノをより美しく観る為に・・・
敬愛する人をより尊敬できるように・・・
大切な時間をより大切にすごす為に・・・

そして人生をより感動できるように・・・

人は旅に出ます。

【 Life On The Road (ライフ オン ザ ロード)】