カブ/エンジンオイル考察

今回は、カブのエンジンオイルについて考えてみました。
「カブ用のオイル」で真っ先に思いつくのは・・・

ホンダの指定オイル「ホンダ ウルトラ」です。

a0279883_323843.jpg

それもG3やG4などの高級オイルではなく、最もベーシックなグレード“G1”です。

普通の鉱物油で、ホームセンターでは1リットル缶が800円くらいでしょうか。
エンジンがノーマルで街乗りだけでしたら、僕もこちらをお勧めいたします。何の不都合も生じない優れたオイルです。安いだけではなく二輪車に使用することを前提に設計されているので、間違いのないチョイスといえます。

・・・ではなぜ世の中には、星の数ほどオイルがあるのでしょうか?
なかには1リットルあたり4,000円以上の高級オイルも存在します。
値段が高いだけエンジンにも良く、性能も上がるのだろうと思いますが、マッチングという観点では必ずしもそうとは限らないようです。

一般的に、高いオイルを長く使うよりも、安いオイルを早めに交換したほうが良いと言われます。なるほどと頷ける部分もありますが、エンジンにとって一番良いのは、「高いオイルを早めに交換したほうが良い」はずです。

オイルは最もベーシックなオイルとされる鉱物油でも充分ですが、より潤滑性能を求めるのなら性能の高いオイルが必要となります。特にカブのような小排気量エンジンであれば、オイルの性能は加速やシフトフィーリングに顕著に現れてきます。

オイルのグレードは大きく分けると、
「鉱物油」・「部分化学合成油」・「100%化学合成油」 の3つがあります。

 鉱物油(ホンダならG1)は、一般的に価格は安いですが熱に弱く、高回転を多用しての走行などには適しません。あくまでもビジネスモデルの街乗りに適したオイルといえます。

部分化学合成油(ホンダならG2)は、化学合成油と鉱物油の中間の性能ですが、50:50という配合でははく、5%でも化学合成油の成分あれば部分化学合成油となります。普段は街乗りで、たまに長距離ツーリングで連続走行をするような使い方に向いていますが、値段は化学合成油に近いものが多く、「どうせなら良いオイルを入れたい」という人には、選択肢から外して良いオイルかと思います。

100%化学合成油(ホンダならG3G4)は、安定した性能を発揮できるよう、ベースオイルを化学的に合成しているため製造コストも高くなります。ホンダでもスーパースポーツ車に入れるようなオイルという位置付けです。G4に至ってはリッターSS対応ということもあり、0W-30と、カブに入れたらオイルが滲み出てきそうな粘度です。

カブに限らず、多くのバイクは湿式クラッチで、ミッションオイルと兼ねる構造になっています。四輪用のオイルを入れて壊れたという話は聞いたことがありませんが、四輪用はミッションの事を考えて作られておりませんので、二輪用のMAグレードのものを使用するのが無難です。

では、チューニング(主にボアアップ)したエンジンに適したオイルとはどのようなものでしょうか。
耐久性に定評のあるJUNインターナショナルで推奨するのは次のオイルでした。

≪推奨オイル≫
・エネオス/RACING SPEC PRO-4T (10W-50)
・MOTUL/300V(15W-50)
・NUTEC/NC-40 (5W-30)、NC-41 (10W-50)、及び1:1混合
・elf/XT3818 (5W-30)、HTX830 (10W-30)、HTX822 (15W-50)

≪比較的お手頃≫
・NUTEC/NC-40 (5W-30)、NC-41 (10W-50)、及び1:1混合
・ヤマハ/エフェロ・プレミアム

プレミアムメーカーのオイルから、ヤマハ純正オイルまで、随分と幅がありますが、JUNで実証した範囲内の結果だそうです。これ以外のメーカーがダメという訳ではなく、100%化学合成油で、実績のあるものであれば問題ないとのことです。
※ただ、15W-50などはカブには硬すぎだと思います、上まで回らなくなるのでは・・・と心配してしまいます。

オイルの交換時期についても触れており、“500㎞毎”としています。
純正サービスデータでは、初回1,000㎞、以後3,000㎞毎なので、だいぶ短いスパンでの交換となります。 オイルは交換した直後から劣化が始まるので、その目安が500㎞とのことで、「500㎞過ぎたら徐々に交換の準備をしなさい」という意味とのことです。

実際、良いオイルを入れると汚れるのが早いです。良く潤滑してくれるオイルは、結果エンジンを長持ちさせてくれます。逆に安いオイルを入れると汚れるのが遅いという経験はありませんか?危ないです、オイルは汚れではなく粘度で判断なので、そういう状態でブン回すと焼き付きを起こしかねません。

カブ/オイル交換にあったら便利な道具

①新品4サイクルエンジンオイル HONDA ULTRA G1
②エーモン 「ポイパック」
③メガネレンチ(17mm)
④軽量カップ
⑤オイルを買った時にオマケでついてきたノズル

順番に説明していきますと、
入れ替えに使うオイルはバイク用の4サイクルエンジンオイルです。カブ90はホンダ社のバイクなのでオイルもホンダ社の「ULTRA G1」を使用しました。
ULTRA G1」はオイルのグレード的には下の部類ですが、HPを見る限りでは50cc~125ccクラスのバイクの場合はG1で十分のようです。

 ②エーモンのポイパックは廃オイルを処分するためのパックです。
古いオイルはそのままの状態で捨てると法令違反になってしまうので、廃オイルが拡散しないようにしておく必要があります。
裏ワザとして段ボールとトイレットペーパーでオイルパックを自作するという手もありますが、今回は記事紹介もかねてるのでちゃんとした製品を買ってみました。

③メガネレンチ軽量カップについては、どちらも100均ダイソーで買ってきた安物です。

その他、手が汚れるのでビニール手袋を用意しました。

 

旅をすること・・・人と出会うこと・・・
歴史を知ること・・・は
その後自分自身に必ずおとずれる
正しい選択の為の訓練です。

美しいモノをより美しく観る為に・・・
敬愛する人をより尊敬できるように・・・
大切な時間をより大切にすごす為に・・・

そして人生をより感動できるように・・・

人は旅に出ます。

【 Life On The Road (ライフ オン ザ ロード】