コンチワ!コンチワ!コンチワ!
単焦点レンズが欲しい”Mr.ゼットン”です。
1.ニコンのおすすめの単焦点レンズ
1-1.AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
このレンズはニコンの単焦点レンズの中で最も売れている製品です。まさに単焦点レンズ入門の決定版といえるでしょう。
【スペック】
型式 | ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-S DXレンズ |
---|---|
焦点距離 | 35mm |
最大口径比 | 1:1.8 |
レンズ構成 | 6群8枚(非球面レンズ1枚) |
画角 | 44°(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) FXフォーマット/35mm判換算:52.5mmレンズの画角に相当 |
撮影距離情報 | カメラへの撮影距離情報を出力可能 |
ピント合わせ | RF(リアフォーカス)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 0.16倍 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
絞り方式 | 自動絞り |
最大絞り | f/1.8 |
最小絞り | f/22 |
測光方式 | 開放測光 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 52mm(P=0.75mm) |
マウントアダプターFT1適否 | AF駆動可 |
寸法 | 約70mm(最大径)×52.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約200g |
【長所】
とにかく小さくて、軽いです。重量はなんと200グラムと驚異的な軽さ。つけっぱなしにしても苦になりません。
また、開放F値はF1.8で明るいレンズです。暗い室内?夜景?背景ボケ?全部このレンズでOKです。
焦点距離は35mmとなっていますが、ニコンのAPS-C機(D3000、D5000、D7000シリーズ)であれば焦点距離は1.5倍になりますので、実質約52.5mmです。焦点距離は50mm前後が標準的だといわれていますので、扱いやすい焦点距離であると思います。風景や、人、旅行に出かけた時のスナップ写真など、幅広く対応できます。
もちろん画質もばっちりです。実売価格は20,000円前後で、お手頃な価格もうれしいポイントです。
【短所】
欠点としては、マニュアルフォーカスの距離目盛がありません。距離目盛がないということは、星空を撮ったり花火を撮ったりという場面で若干不便な思いをするかもしれません。
1-2.AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
こちらのレンズは単焦点マクロレンズです。
単焦点マクロレンズの中では最も人気があります。
【スペック】
型式 | ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-S DXマイクロレンズ |
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焦点距離 | 40mm |
最大口径比 | 1:2.8 |
レンズ構成 | 7群9枚 |
画角 | 38°50′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) FXフォーマット/35mm判換算:60mmレンズの画角に相当 |
撮影距離情報 | カメラへの撮影距離情報を出力可能 |
ピント合わせ | 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 |
撮影距離目盛 | ∞~0.163m |
最短撮影距離 | 0.163m(等倍) |
最大撮影倍率 | 1.00倍 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
絞り方式 | 自動絞り |
最大絞り | f/2.8 |
最小絞り | f/22 |
測光方式 | 開放測光 |
フォーカス制限切り換えスイッチ | FULL(∞~0.163m)と∞-0.2mの2段切り換え |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 52mm(P=0.75mm) |
マウントアダプターFT1適否 | AF駆動可 |
寸法 | 約68.5mm(最大径)×64.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約235g |
【長所】
このレンズの長所は何といってもマクロ機能があることです。
料理やお花をクローズアップして撮影することができます。料理やお花がメインという方でしたらこのレンズが間違いなくおすすめです。ガンガン近寄って背景ボケを楽しみましょう。
重量は235gでAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gより35gほど重いですが、十分すぎるほどの軽量性です。大きさはAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gよりも若干大きめのサイズとなっています。
焦点距離は40mmでAPS-C機に装着すれば60mmとなります。標準よりやや望遠気味のレンズです。ポートレートにも使うことができます。マクロレンズだからと言って近くのもの以外が撮れないなんてことはありません。
実売価格は26,000円前後です。
【短所】
マクロ以外は中途半端なイメージです。開放F値2.8で、単焦点レンズとしてみると、明るさはやや暗い部類です。通常の室内程度でしたら問題ありませんが、極端に暗い場面では、他の単焦点レンズに負けてしまうでしょう。
1-3.AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
こちらはフルサイズ対応のニコン単焦点レンズです。単焦点レンズで2番目に人気のレンズです。
【スペック】
型式 | ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ |
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焦点距離 | 50mm |
最大口径比 | 1:1.8 |
レンズ構成 | 6群7枚(非球面レンズ1枚) |
画角 | 47°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 31°30′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時: 75mmレンズの画角に相当(FXフォーマット/35mm判換算) |
撮影距離情報 | カメラへの撮影距離情報を出力可能 |
ピント合わせ | 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 |
撮影距離目盛 | ∞~0.45m |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.15倍 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
絞り方式 | 自動絞り |
最大絞り | f/1.8 |
最小絞り | f/16 |
測光方式 | 開放測光 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 58mm(P=0.75mm) |
マウントアダプターFT1適否 | AF駆動可 |
寸法 | 約72mm(最大径)×52.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約185g |
【長所】
このレンズは小さくて、軽いです!重さはなんと185gで、付けているのを忘れてしまうくらい軽いです。
それでいて高画質です。焦点距離は50mmですので、APS-C機に装着すれば75mm相当になります。画角的にはポートレートにぴったりですね。赤ちゃんを可愛く撮ったり、人物を魅力的に撮影したりするのが得意なレンズです。
実売価格は20,000円前後です。お手頃価格ですね。
【短所】
画角がAPS-C機に装着すると75mmとなりますので、少し狭いかなという印象です。人を撮る分には良いのですが、風景はやや収まりきらない場面が出てくると思います。集合写真を撮るというような場合は画角が狭くて少し厳しいかもしれません。
1-4.AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
こちらはフルサイズ対応の単焦点レンズで、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの兄貴分的存在です。
【スペック】
型式 | ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ |
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焦点距離 | 50mm |
最大口径比 | 1:1.4 |
レンズ構成 | 7群8枚 |
画角 | 46°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 31°30′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時: 75mmレンズの画角に相当(FXフォーマット/35mm判換算) |
撮影距離情報 | カメラへの撮影距離情報を出力可能 |
ピント合わせ | 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 |
撮影距離目盛 | ∞~0.45m、1.75ft(併記) |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.14倍 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
絞り方式 | 自動絞り |
最大絞り | f/1.4 |
最小絞り | f/16 |
測光方式 | 開放測光 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 58mm(P=0.75mm) |
マウントアダプターFT1適否 | AF駆動可 |
寸法 | 約73.5mm(最大径)×54mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約280g |
【長所】
このレンズの最大の特徴はF値が1.4であるということです。1.4は本当に明るいです。描写は開放付近ではふんわりとしたソフトな雰囲気が味わえます。絞ると徐々にキレが増して、F2,8でシャープな雰囲気が出てきます。F5.6~F8あたりが最も高画質でシャープな写真が撮れます。
重さも280gと軽量でコンパクトです。今まで紹介したレンズの中では重い方ですが、それでも携帯性は良いと思います。
【欠点】
F1.4ですが、開放の1.4をどれだけ使うか疑問があります。F1.4は被写界深度が極端に浅くなります。人物の写真を撮っても右目にはピントは合っているけれど、左目にはピントが合っていなくてボケボケの写真になってしまった、ということも珍しくありません。
人物を撮るときは最低でもF1.8~F2くらいに抑えた方が良いと思います。それでもF1.4で撮影したい場面もあるかもしれませんが、F1.4レンズはかなりシビアなピント調節が必要になります。
その点、フォーカスに弱いボディだと不安が残ります。入門機はフォーカス性能が弱い製品が多いです。特に動きの速い被写体を1.4で捉えたいという場面ではかなり苦労すると思います。
また、値段は若干高めです。実売価格は35,000円前後です。しかし、F値が1.4であることを考えると、相応な値段だとは思います。
1-5.SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art ニコン用
APS-C機専用の単焦点レンズです。シグマ製APS-C機専用レンズの中で最も高画質です。焦点距離はニコンのAPS-C機に装着で45mmです。
【スペック】
レンズ構成 | 8群9枚 |
画角(SD1) | 50.7° |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
最小絞り | F16 |
最短撮影距離 | 30cm |
最大倍率 | 1:6.8 |
フィルターサイズ | Ø62mm |
最大径 × 全長 | Ø74.2mm x 63.3mm |
質量 | 435g |
【長所】
焦点距離はAPS-C機に装着すると45mm程度で非常に使い勝手が良い画角です。この換算45mm前後で開放F値1.4というのは純正にはありません。シグマはこういうところを突いてくるのが本当にうまいと思います。この画角なら風景やポートレートなんでもそつなくこなします。
また、画質も良いです。全体的にキリッとしたシャープな写真で、解像度は高いです。
F1.4のボケや高解像度を味わいたい、という方には一押しのレンズです。
価格は35,000円前後です。
【短所】
重いです。重さはなんと435gもあります。サイズもやや大きめですね。
また、先のAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gの欠点でも説明しましたが、F1.4のピント合わせが非常にシビアです。最短撮影距離も0.3mですので、やはり接写には向いていません。