なんの前触れもなくトラブルはやってくるもんだ。
中央環状線を吹田方面から堺に向けてスーパーカブを走らせていた。
何箇所かの小さな渋滞をすり抜けスーパーカブは門真に差し掛かっていた。
4車線ある道路を縦横無尽に車線変更を繰り返し前に進む。
300メーターほど先で信号が赤に変わった。
一番右の車線に古ぼけた100系 ハイエースが何度かブレーキを踏みテールランプを光らせた。
俺もそれに習ってフロントブレーキレバーをしぼると、リアブレーキを何度かにわけて踏み込んだ。
踏み込むと同時に何処からとも無く異音が鳴った。
ギィィィィィー
一瞬ハイエースの方を向く。
古ぼけたハイエースのブレーキの故障なのだろうか?
信号が青に変わりブレーキレバーから手を離しアクセルをあける。
ギィィィィィィィィィィィィィィー  言葉に表せれない異音またがしスーパーカブの加速が上がらない。
ガギャギャギャギャーバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッ

マフラーからの排気音が急に大きくなった。
しかし、多くのクルマが走っている中、路肩に寄せることが出来ず爆音のままカブを走らせる。

鈍い加速から抜けると走りに問題は感じさせない。

バッバッバッバッバッバッバッバッバッ
ただただ爆音が響くが速度を落としていればそれも気にならない程度だ。
やがて3キロ程走らせてようやく信号待ちで止まることができた。
恐る恐るエンジンの下になるマフラーを覗く。
ものの見事にサイレンサーが抜け落ちショートマフラーのエキパイのみが無残にも残っていた。
信号が変わり加速させようとするも音がでかいだけで今度はまったくスピードがのならい。

騙し騙し、何とか家にたどり着いた。
高速や中速で走っている分には問題がなかったが、これでは市内や住宅街は走れない。

 

 

旅をすること・・・人と出会うこと・・・
歴史を知ること・・・は
その後自分自身に必ずおとずれる
正しい選択の為の訓練です。

美しいモノをより美しく観る為に・・・
敬愛する人をより尊敬できるように・・・
大切な時間をより大切にすごす為に・・・

そして人生をより感動できるように・・・

人は旅に出ます。

【 Life On The Road 】